Last Epoch

Last Epoch

開発: Eleventh Hour Games発売: Eleventh Hour Games¥3,120

Steam レビュー

非常に好評

PlayNext レビュー

アクションRPGというジャンルには、ディアブロやPath of Exileといった巨人たちが長年君臨してきた。Last Epochはそこに真っ向から挑んだ作品だ。しかし「挑んだ」という言葉は正確ではないかもしれない。このゲームは既存のARPGの強みを丁寧に吸収しながら、独自の要素を組み合わせることで、気づいたら何十時間も画面を眺めていた――そういう体験を作り上げることに成功している。 核心にあるのは「時間旅行」という設定だ。プレイヤーは崩壊しかけた世界を舞台に、過去・現在・未来を行き来しながら歴史の謎を解いていく。これはただの演出ではなく、マップ設計にも反映されており、同じ場所が時代によって全く異なる様相を見せる。古代の神殿が未来では廃墟になっていたり、過去に生きていた人物が未来では伝説として語られていたりする。ストーリーを追うごとに世界の輪郭が浮かび上がる感覚は、単なる「敵を倒してレベルを上げる」だけのゲームとは一線を画している。 ゲームプレイの手触りについて言えば、操作感は非常に軽快だ。スキルをぶっ放した時のエフェクトとヒット感は気持ちよく、テンポは一般的なARPGと比べてやや落ち着いている。Path of Exileのように画面が爆発四散するような派手さはないが、その分一つひとつのスキルの動作が把握しやすく、自分がどんなビルドを組んでいるのかを理解しながら進められる。これが初心者にとって大きな利点になっている。 キャラクタービルドの自由度は圧巻の一言だ。5つの基本クラスそれぞれに3つのマスタリーが用意されており、合計15種類の専門クラスが存在する。さらに各スキルには独立したスキルツリーがあり、同じ「ファイアボール」でも構成次第でまるで別のスキルに変貌する。たとえばネクロマンサーのスケルトン召喚は、物理近接型にも、魔法射撃型にも、爆発特攻型にも育てられる。「このビルドで行こう」と決めた後でも、スキルツリーを組み替えるだけで全く違う方向性を試せるため、飽きが来にくい。 このゲーム最大の独自性は、クラフトシステムにある。他のARPGでは「良い装備がドロップするまで待つ」のが基本だが、Last Epochでは「素材を集めて自分で理想の装備を作る」ことが現実的な選択肢として機能している。フォージングポテンシャルという耐久値のようなシステムが存在するため無限に強化はできないが、狙った属性を計画的に付与できる。運任せで何時間も同じボスを周回するのが苦手な人には特に刺さる設計だ。 ビジュアル面は、2024年にリリースされた1.0時点ではAAAタイトルと比べると見劣りする部分もある。しかしアートディレクションは丁寧で、時代ごとの世界観の違いがしっかり表現されている。朽ちた古代都市、神秘的な神殿、荒廃した未来の荒野――それぞれの雰囲気が異なるため、長時間プレイしても視覚的な単調さを感じにくい。サウンドトラックは派手さよりも没入感を重視した構成で、ダンジョン探索中の緊張感や、ボス戦での高揚感を静かに支えている。 Diablo 4と比較すると、Last Epochはビルドの深さと自由度でははるかに上回っている。Diablo 4が映像美と物語の演出を重視しているのに対し、Last Epochはビルドクラフトそのものに熱量を注いでいる。Path of Exileと比べると学習コストが大幅に低い。PoEのパッシブスキルツリーは初見で途方に暮れる人も多いが、Last Epochは各スキルのツリーが独立しているため、一度に把握しなければならない情報量が格段に少ない。「ARPGの深みを体験したいけれど、PoEは難しすぎた」という人には本作が最適の入門点になりうる。 プレイ時間の目安としては、ストーリークリアまでに30〜40時間程度、エンドコンテンツのモノリス・オブ・フェイトという周回コンテンツに本格的に取り組むと軽く100時間を超える。シーズンコンテンツが定期更新されており、新しいビルドを試しながら季節ごとにキャラクターを育てるループが楽しめる。マルチプレイにも対応しており、友人と協力プレイも可能だ。ただしオンラインとオフラインでキャラクターは別管理となる点は覚えておきたい。 注意点として、開発チームが小規模なため、リリース当初はサーバー問題や一部バグが目立った時期もあった。現在は改善が進んでいるが、大手スタジオのような磐石な安定性とは異なる。また「理想のビルドを追求する」楽しさが中心のゲームのため、ストーリーの深みや映像演出にリソースを割いていない点は正直に伝えておきたい。探索よりもビルド理論に興味がない人には物足りなさを感じる可能性がある。 こういう人には強くおすすめしたい。Path of ExileやDiablo IIが好きだったがもう少しとっつきやすいARPGを求めている人、ビルドを自分で考えて最適化するプロセスに喜びを感じる人、そして「次のスキルポイントをどこに振るか」を考えながら通勤電車に乗ってしまうようなタイプの人だ。逆に、ストーリー重視で映画的な体験を求めている人、派手なビジュアルエフェクトを求めている人、あるいはビルドを考えるよりも直感的に遊びたい人には合わないかもしれない。 ¥3,120という価格は、このジャンルのゲームとしては控えめな設定だ。100時間以上遊べるコンテンツ量を考えると、費用対効果は非常に高い。ARPGというジャンルの可能性を誠実に追求した作品であり、開発チームの情熱がゲームの隅々から感じられる。

プレイヤーの声

👍プレイ時間: 26時間

ファイアブランドが何か思ってたんと違う!!! ゲームについては既に諸兄が書いているので省いて個人的なおすすめポイントだけ それは何といってもスペルブレード(魔法剣士)がクラスとして存在するというところ! 中途半端さから殆ど実装されることは無い魔法剣士で遊べる、それだけで価値がある まぁただ魔法を杖から出すか剣から出すかの違いしかなくない?みたいな感じもするけど細かい事を考えてはいけない

👍プレイ時間: 71時間

カジュアルプレイヤーには不向きなディアブロライクゲーとなっている とにかく脳死ビルドではクリア不可能な高難易度ゲーとなっており仕組みを理解して最適解を求める必要がある そこそこ面白いがPoEやGDと比べてかなり難易度が高いハクスラゲーと言える

👍プレイ時間: 487時間

コントローラーやその他入力機器がPCに接続されていると それらを勝手に検出してキーボードとマウスを無効にしてきます 初期からずっとあるバグなので早く治してほしいです

出典: Steam ユーザーレビュー

スクリーンショット

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