StarRupture

StarRupture

開発: Creepy Jar発売: Creepy Jar¥2,999

PlayNext レビュー

荒廃した異星の大地に降り立ち、足元の地面が文字通り「割れる」瞬間から、このゲームの本質が始まる。StarRuptureは「壊れゆく世界で生き延びる」というコンセプトを、単なるロゴやフレーバーではなく、ゲームプレイそのものの軸に据えた作品だ。天変地異によって絶えず変化するオープンワールドというのは聞こえのいいコピーではなく、プレイヤーが拠点を構えた翌日には地形が変わり、採掘ルートが断ち切られ、昨日まで安全だった場所にエイリアンの巣が出現するという、文字どおりの脅威として機能している。 ゲームプレイの中核は、資源採掘→加工→生産ラインの構築というサバイバルクラフトの王道に、波状攻撃型のタワーディフェンス要素を組み合わせた構造になっている。最初は手作業でひとつひとつ素材を集めることになるが、徐々に採掘機や搬送ベルト、自動加工炉を繋ぎ合わせた産業網を構築することで、拠点が有機的に成長していく感覚が得られる。Factorioで感じる「ベルトコンベアが滑らかに動いたときの快感」に近い充実感があり、特にエネルギーライン、資源フロー、防衛ライン、この三つが噛み合って機能し始めたときの達成感は格別だ。 戦闘の手触りは、建設フェーズとは打って変わってアクション寄りになる。エイリアンの群れは単体では弱いが、数が増えると想像以上の圧迫感を生み出す。タレットや設置型の防衛設備だけでは対処しきれない局面もあり、プレイヤー自身が武器を持って前線に出る場面も少なくない。射撃感はシンプルだが「自分で守り切った」という実感をしっかり返してくれる設計になっている。一方で、変化する地形によって昨日構築した防衛ラインが今日は機能しないという状況が起きるため、防衛設計の「更新」と「最適化」を繰り返すことになる。これを苦痛と感じるか、パズルの醍醐味と感じるかで評価が大きく分かれるだろう。 ビジュアルは、荒涼とした惑星表面と緑や紫がかった植生が混在するエイリアン的な景観が印象的で、特に夜間に自分の拠点の光が周囲の暗闇に浮かび上がる瞬間には、孤立した前哨基地としての孤独感と誇らしさが同時にこみ上げる。サウンドデザインは環境音が丁寧に作られており、機械稼働音の重なりがBGMのように機能する場面がある。これはFactorioや「Green Hell」(同社の前作)でも感じた「環境と機械が一体化した音景色」の心地よさに通じる部分だ。 世界観については、惑星そのものが何らかの力によって意図的に、あるいは自然に自壊を繰り返しているという謎が物語の背景に漂っている。ログや遺構といった断片的な情報から推測する形式のため、アクティブにストーリーを追いかけるというよりは、世界の異常性を肌で感じながらプレイする体験に近い。派手な演出や説明過多なストーリーテリングを好むプレイヤーにはやや薄く映るかもしれないが、世界観を自分で読み解く楽しみを好むタイプには刺さる。 類似作品と比べると、StarRuptureはFactorioほど生産ラインの複雑さに特化しておらず、Green Hell(同社前作)ほどサバイバルのリアリズムを追求しているわけでもない。その中間に位置しながら、「変化する地形」という独自要素によって差別化を図っている。Satisfactoryに近い雰囲気でプレイ可能なのはシングルだけでなくマルチプレイにも対応しており、協力プレイで役割分担しながら拠点を構築する楽しみも用意されている。友人と「お前は採掘担当、俺は防衛担当」と分業できる協力プレイは、ソロとはまた違う充実感をもたらしてくれる。 早期アクセスタイトルであるため、現時点では未実装のコンテンツや最適化の甘さが残っている。エンドコンテンツの量はまだ限定的で、ゲームを一通りやり切るまでに10〜20時間程度、やり込む場合でも現状は40〜60時間が目安になるだろう。今後のアップデートでどこまで広がるかが継続プレイのカギになる。バグや調整の荒さを許容できない人、完成品を求める人には今の段階では早い。 強くおすすめできるのは、Factorioや Satisfactoryで生産ライン構築に熱中した経験があり、そこにアクション・サバイバル要素が加わった作品を探していた人だ。また、協力プレイでワイワイしながら拠点を育てる体験が好きな人にとっても、十分な選択肢になる。逆に、ストーリー重視のRPGや、完成度の高いフルプライスタイトルを求めている人、環境変化によるやり直し感を楽しめない人には合わないかもしれない。「まだ荒削りだが、可能性を感じるゲームを応援しながら遊びたい」という早期アクセス向きのスタンスで向き合うと、価格以上の体験を得られる一作だ。

プレイヤーの声

👍プレイ時間: 141時間

5/10点(将来の期待込):他にもクラフト系をいくつかプレイしたが、なかなか面白い。 縦軸(多層構造)の建築が難しいのは今後の改善に期待したい。 それよりも、とある場所で進行不能バグがあり、コミュニティでもスレある(バグ報告済みの情報あり)のに、メーカーのサイトを見ても言及されていないのが問題。ここだけは早くなんとかして欲しいところ。 追記:2回Updateしたけど、まったく直す気なしか。。。

👍プレイ時間: 49時間

早期アクセスの為やれることが少し限られている気がするが、今後に期待大。 ありていに言えば、3D化したFactorioをプレイしている気分、というか結構ソレ。 生産ラインの管理、物資の探索、虫型のクリーチャー(敵)との戦闘などそういう諸々が好きな人におススメ。 私のやったことがあるゲームの中で表現するなら、FactorioとNo man's sky を7:3で混合させたようなゲームです。

出典: Steam ユーザーレビュー

スクリーンショット

StarRupture screenshot 1StarRupture screenshot 2StarRupture screenshot 3StarRupture screenshot 4StarRupture screenshot 5StarRupture screenshot 6

似ているゲーム