Core Keeper

Core Keeper

開発: Pugstorm発売: Fireshine Games¥2,300

Steam レビュー

非常に好評

PlayNext レビュー

地下深く、古代のコアに引き寄せられるように目覚めたとき、プレイヤーはまだ何も持っていない。暗闇の中に広がる洞窟、壁を掘れば何かが出てくる、倒せば素材が手に入る——Core Keeperの最初の数分間は、サバイバルクラフトゲームの「始まり」として非常に完成されている。しかし本作の本質は「掘る」という行為そのものではなく、掘ることで世界が少しずつ姿を現し、その世界への好奇心が止まらなくなるという体験の設計にある。 操作は直感的だ。採掘はワンボタンで壁を壊し続けることができ、最初の数分でツルハシを作り、松明を置き、小さな拠点の輪郭が見えてくる。Terraria的な2Dサイドビューではなく、真上から見下ろすトップダウン視点を採用しており、洞窟の広がりを俯瞰できる。この視点の選択は非常に重要で、「自分が今どこにいて、どこに向かっているか」が把握しやすく、探索への没入感を高めている。掘り進むテンポはゆったりとしており、Minecraftのようなリソース効率を追い求める緊張感よりも、「次の曲がり角の先に何があるか」というワクワク感を優先した設計だ。 ゲームプレイの核はサイクルにある。素材を集めてクラフトし、装備を整えてボスに挑み、ボスを倒すことで新たな素材が手に入り、より深い層へと潜れるようになる——この循環がCore Keeperの基幹だ。特筆すべきは農業システムで、単なる食料調達にとどまらず、作物の種類を組み合わせた料理がバフとして戦闘に直結する。採掘・戦闘・農業という三つの柱が互いに補完し合い、プレイヤーは自然と複数の活動を並行させることになる。「今日は農場を整えよう」「今日はあのエリアを探索しよう」という自分なりの目標を立てやすく、長時間プレイでも飽きが来にくい。 ビジュアルはピクセルアートだが、解像度が高く細部まで丁寧に描き込まれている。バイオームごとに壁のテクスチャ、床の模様、光の演出が変わり、探索が視覚的な変化としても楽しめる。特に水中や熔岩エリアの光の表現は美しく、「これは洞窟なのに、なぜこんなに開放感があるのか」と不思議に思うほどだ。サウンドトラックは環境に馴染む穏やかな曲調が多く、長時間プレイしても耳が疲れない。採掘音や足音などSEも心地よく設計されており、全体として「居心地のいい地下世界」という雰囲気の構築に成功している。 世界観のユニークさも語っておきたい。プレイヤーは謎の「コア」に引き寄せられた存在として地下に目覚めるが、この世界には古代文明の痕跡や奇妙な生物、解読できない碑文が散らばっており、「ここはいったい何の場所なのか」という問いかけが常に頭に残る。ストーリーは押しつけがましくなく、プレイヤーが自分のペースで断片を集めていく形式だ。掘り進むほどに深まる謎という構造は、このゲームのテーマと見事に一致している。 同ジャンルの代表作と比較するなら、Terraria、Stardew Valley、そしてDungeon of the Endless が近い。Terrariaと比べると戦闘のアクション性は低く、プラットフォームアクションの要素もない分、探索とクラフトに集中したよりカジュアルな体験になっている。Stardew Valleyとは農業・コミュニティ要素の有無が大きな違いで、Core Keeperは人間関係の描写はほぼなく、洞窟世界の探索と自己強化にフォーカスしている。最も異なるのは協力プレイへの対応で、最大8人まで同じ洞窟に潜れる点がCore Keeperの大きな個性だ。友人と手分けして資源を集め、分業して建設し、揃ってボスに挑む体験は、このジャンルの中でも特に充実している。 プレイ時間の目安は、メインのボスを全て倒すまでで40〜60時間程度。ただし建築・農業にこだわり始めると際限がなく、100時間以上の記録も珍しくない。エンドコンテンツとしては高難易度ボスの再挑戦やレア装備の収集があり、アップデートで継続的にコンテンツが追加されている。2024年の正式リリース後も開発が活発で、Early Accessからの完成度向上が評価されている。 注意点を挙げるとすれば、序盤のガイダンスは最低限しかない点だ。「何をすればいいかわからない」と感じる場合は、最初の目標として「最初のボスを探す」というコンパスを持っておくといい。また、完全なプロシージャル生成の洞窟のため、同じ体験の再現性は低い。周回プレイよりも一つの世界を長く育てる方向性で作られており、リセットして最初からやり直す楽しさは少ない。戦闘は操作の精度よりも装備と食料バフの準備が物を言うスタイルなので、アクションゲームとしての歯ごたえを求めると物足りなさを感じるかもしれない。 こういう人には強くおすすめしたい——サバイバルクラフトが好きだが複雑すぎるゲームに疲れた人、友人と気軽に協力プレイできる作品を探している人、農業と探索を両立して楽しみたい人、「次に何があるか」という期待感だけで何時間でも遊べる人。逆に、激しいアクションや明確なストーリーの進行を求める人、オープンエンドなサンドボックスに目標の薄さを感じる人には、少し合わないかもしれない。 ¥2,300という価格は、このジャンルにおいて非常にリーズナブルだ。協力プレイが2人以上揃えばさらに価値は増す。洞窟の先に何があるかわからない——その不安と期待が共存する感覚を、Core Keeperはずっと失わずにいる。

プレイヤーの声

👍プレイ時間: 146時間

自動生成マップの見下ろしアクションRPGです。 ハウジング要素も強く、色々な設備を自作できます。 設備の自動化もできますが、やりたくない人はやらなくても大丈夫なようになっていて、丁度いいバランスです。 類似ゲームとしてはマイクラやテラリア辺りが有名ですが、そこと比べてもクオリティで負けていません。 自動生成マップでありがちな、何もない空間がただ広がっているだけという事もなく、謎解き系やユニークな地形が適度に散りばめられていて飽きづらいです。 見下ろしRPG、サンドボックス、MMOが好きな方は間違いなくハマると思います。マルチプレイで友達と進めると更に楽しめます。

出典: Steam ユーザーレビュー

スクリーンショット

Core Keeper screenshot 1Core Keeper screenshot 2Core Keeper screenshot 3Core Keeper screenshot 4Core Keeper screenshot 5Core Keeper screenshot 6

関連する特集記事

似ているゲーム