Schedule I

Schedule I

開発: TVGS発売: TVGS¥2,300

PlayNext レビュー

「麻薬帝国を一から築き上げる」というコンセプトを聞いて、ただの犯罪ゲームだと思ったなら少し待ってほしい。『Schedule I』の本質は、リソース管理と人間関係のシミュレーションにある。薄汚れた都市ハイランド・ポイントのどん底から、製造・流通・組織運営までをすべて自分の手で回す、本格的な経営シミュレーターだ。 ゲームは文字通り無一文からスタートする。最初の資金を手に入れるため、みずから街角に立って小口の取引をこなさなければならない。顧客のニーズを読み、タイミングを見計らって取引を成立させる。この序盤の地道なグラインドがなければ、後の拡張フェーズの爽快感は生まれない。ゲームのテンポは決して速くなく、むしろじわじわと世界が広がっていく感覚を丁寧に演出している。「今日は新しい仕入れルートを開拓した」「ついに倉庫を借りられた」といった小さな達成感が積み重なり、プレイヤーをセッションに引き込み続ける。 製造パートは意外なほど作り込まれている。原材料の調達、製造設備の管理、品質と純度のコントロール、そして在庫の最適化。単純に「作って売る」だけではなく、ルートの効率化やコスト削減を追求することで利益率が大きく変わってくる。従業員を雇い、配達ルートを割り当て、自分が動かなくても組織が回る仕組みを構築する段階になると、ゲームの深みが一気に増す。経営シミュレーターとしての骨格がしっかりしているため、犯罪というテーマ以外の部分でも純粋に面白い。 ハイランド・ポイントという舞台は、荒廃した都市の雰囲気を素直に表現している。ビジュアルはインディーらしい質素さがあるものの、街の空気感は確かに伝わってくる。薄暗い路地裏、怪しげな倉庫街、表向きは普通に見える商業地区——それぞれのエリアに個性があり、探索する価値がある。サウンドデザインも同様で、派手さはないが、ローファイなアンビエントと効果音が世界観に馴染んでいる。AAA作品と比較すれば見劣りするが、インディーゲームとしての完成度は十分だ。 ストーリーという意味では、本作はサンドボックス型の設計に近い。プレイヤーが帝国を構築していく過程そのものが物語であり、明確なエンディングを目指すというよりは「どこまで大きくなれるか」を自分で問い続けるタイプのゲームだ。キャラクターとの関係性、縄張り争い、当局の圧力といった要素が自然にプレイヤーの物語を形成していく。 同ジャンルで比較されやすいのは『Drug Dealer Simulator』や『Empire of Sin』あたりだろう。『Drug Dealer Simulator』が路上販売の臨場感とリアリズムを重視しているのに対し、『Schedule I』は経営・組織運営のスケール感を重視している点で差別化されている。『Empire of Sin』との違いはよりカジュアルな操作感と協力プレイの存在で、友人と一緒に帝国を回す体験は本作固有の魅力だ。組織の拡大を楽しむという意味では、ゆるやかに『Offworld Trading Company』や中規模の経営シムに近い感覚もある。 プレイ時間の目安として、メインとなる拡張フェーズをひと通り体験するまでに20〜30時間は見ておきたい。やり込み要素としては、複数の製品ラインの同時運営、異なる地区への進出、従業員体制の最適化など、効率化を追求すれば100時間超えも珍しくない。協力プレイを前提にするなら、役割分担による分業プレイが新たな楽しみ方を生んでくれる。現在は早期アクセス段階のため、コンテンツは継続的にアップデートされており、遊び応えはリリースごとに増している状況だ。 注意すべき点もある。まず、早期アクセス特有のバグや未完成要素は覚悟しておく必要がある。またゲームのテーマ上、麻薬密売という題材に不快感を覚える方には向かない。序盤のテンポが遅めで、成果が出るまでに時間がかかるため、即座のアクション体験を求めるプレイヤーはフラストレーションを感じる可能性がある。UIもまだ洗練されているとは言い難く、情報の整理に慣れが必要だ。 こういう人に強くおすすめしたい——経営シムが好きで「もっとダークな題材で遊びたい」と感じていた人、友人と協力して何かを一から作り上げる体験が好きな人、『Drug Dealer Simulator』の世界観は好きだが経営の深みが物足りなかった人。逆に、スピーディなアクション体験や完成度の高いビジュアルを求める方、犯罪テーマが苦手な方、早期アクセスの荒削りな部分が気になる方には合わないだろう。¥2,300という価格は、早期アクセスの現状コンテンツ量を考えれば妥当な設定だ。アップデートを追い続けるファンにとっては、今後の成長を見届ける意味でも買い時かもしれない。

プレイヤーの声

👍プレイ時間: 95時間

ファームが好きな人は相当面白いゲーム。生産の自動化もできる。日本語化させれば英語で困ることもない。何が原因なのかは分からないがゲームを開いて、買った不動産とビジネスそしてすべてのアイテムを失ったので気をつけてください。

👍プレイ時間: 116時間

インディーゲームとは思えない面白さが詰まっていてとお手も面白いです。 定期的にアップデートも来てしっかりとプレイヤーの意見が反映されます。 運営の人へ Bugの報告です リボルバーやM1911をリロードするときに1発でも残っているマガジンがあればそれを消費して7発ないし6発すべてリロードされます。

👍プレイ時間: 40時間

薬や大麻は使用しかしたことないので製造工程とプッシャーを体験できるところが非常にいいghrfrrrrrrrrrrrrrrrrrfffffffffffff

出典: Steam ユーザーレビュー

スクリーンショット

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