
Pummel Party
開発: Rebuilt Games発売: Rebuilt Games¥1,700
PlayNext レビュー
友人との関係を試したいなら、Pummel Partyはその究極の舞台だ。このゲームの核心は単純明快——仲間を笑顔のまま叩きのめすこと。マリオパーティーを彷彿とさせるボードゲーム形式に、容赦のないミニゲームバトルを組み合わせたパーティーゲームで、1セッションが終わる頃には、誰もが「あいつのせいで負けた」と指を指し合うことになる。それがこのゲームの魅力だ。
ゲームの基本構造はボードモードとミニゲームの二本柱で成り立っている。ボードモードでは6×6ほどのマス目を進みながら、道中で拾ったアイテムを駆使して他プレイヤーを妨害し合う。ここで使えるアイテムが一筋縄ではいかない代物ばかりで、位置を入れ替えるテレポーターや、爆発物で周囲を巻き込む手榴弾、特定マスに罠を仕掛けるトラップなど、種類が豊富で状況に応じた戦略が生まれる。ただし計画通りに動かせるとは限らない——サイコロの目次第でどんな完璧な作戦も崩れ去り、そのランダム性が笑いと怒りを同時に生む。コントローラー操作はシンプルで、数分で全員が遊び方を理解できる設計になっており、ゲーム慣れしていない人を含めたグループでも問題なくプレイできる。
ミニゲームはボードの各ラウンドが終わるたびに挟まれ、現時点で30種類以上が実装されている。内容はバラエティに富んでいて、走って追いかけるシンプルな鬼ごっこ型から、砲台を操作して敵を撃ち落とすアクション型、足場の崩れる床の上で最後まで生き残るサバイバル型まで多彩だ。各ミニゲームは1〜3分程度で決着がつき、テンポよく切り替わるのでダレを感じさせない。ただし、初見ではルールを理解する前にゲームが終わってしまうことも多い。2〜3回プレイすれば感覚を掴めるため、最初の数ラウンドはチュートリアル的に受け入れるのが正解だ。
ビジュアルはカートゥーン調の3Dグラフィックで、色彩が豊かで視認性が高い。キャラクターはデフォルメの効いたシルエットで、誰が誰かを画面上で瞬時に判断できる。高解像度テクスチャや映画的な演出はないが、パーティーゲームとして必要十分な完成度があり、長時間プレイしても目が疲れにくい。サウンドは賑やかなBGMと打撃音・爆発音のSEが揃っており、ゲームの混沌とした雰囲気を盛り立てている。特に他プレイヤーが被ダメージを受けたときのリアクション音が良くできていて、画面外での出来事も耳で把握できる。
ストーリーや世界観という意味では、このゲームにあまり深いナラティブは存在しない。プレイヤーは謎のパーティー会場に招かれたキャラクターを操作するという設定があるが、それよりも「今ここにいる人間たちとどう戦うか」という現実の人間ドラマのほうがずっとゲームの中心にある。世界観は意図的に軽く作られており、重たい設定に縛られることなくプレイ体験だけに集中できる構造だ。
同ジャンルで比較すると、任天堂の「マリオパーティー」シリーズが真っ先に思い浮かぶ。Pummel PartyはそのPC版と称されることが多く、ボードとミニゲームの組み合わせというコンセプトは確かに近い。ただし、Pummel Partyのほうがアイテムの暴力性とミニゲームの理不尽さが露骨で、笑えるほど不公平な展開が起きやすい。また「Fall Guys」のようなバトルロイヤル系と比べると、Pummel Partyは同じ空間にいる特定の人間を狙い撃ちにできる分、より個人的な攻防が生まれる。Steam Workshopに対応しており、コミュニティ制作のカスタムボードやミニゲームを追加できる点も大きなアドバンテージで、公式コンテンツに満足したあとも遊び続けられる余地がある。
プレイ時間の目安は、1セッション(フルゲーム)あたり45分〜90分程度。ラウンド数やボードの設定で短縮・延長が可能なため、集まった人数や時間に合わせて調整できる。エンドコンテンツという概念はほぼ存在せず、実績コンプリートやワークショップコンテンツの開拓が長期的な目標になる。ゲーム自体に上達の天井があまり高くないため、「極める」よりも「毎回違うドラマを楽しむ」という遊び方が向いている。
注意点として、このゲームの真価はオンラインまたはローカルでの複数人プレイにある。AIが実装されているためソロでも一応遊べるが、AIは理不尽な強さを発揮することもあれば、理解しがたい動きをすることもあり、人間相手の心理戦とは異なる体験になる。また、英語UIのゲームを日本語のコミュニティ向けに遊ぶ場合、ミニゲームのルール説明が英文のため、全員が英語を読める必要がある点は念頭に置いておきたい。
こういう人に強くおすすめする——定期的にオンラインや対面で集まる友人グループがいる人、マリオパーティーをPC環境でプレイしたかった人、Steam Remoteでリモートパーティーをしたい人。逆に、一人でじっくりとシングルプレイを楽しみたい人、ランダム要素よりも実力が試されるゲームを好む人、日本語対応を必須とする人には合わないかもしれない。¥1,700という価格帯は、友人と数回プレイすれば確実に元が取れる水準で、パーティーゲームジャンルへの入り口として費用対効果は高い。
プレイヤーの声
👍プレイ時間: 6時間
リス地で二人きりになった時に永遠に隣をリスキルするのが楽しいんだよなぁ。って思ってたらサーバーBANされた。なんで!!!??
👍プレイ時間: 16時間
嫌がらせできるマリオパーティです。 これやろうと言える関係性なら、問題ないでしょう。 優しい顔して実はヤバイ桃鉄の方が友情を破壊していると思います。 ミニゲームは結構ガチンコ勝負が多く、そんなギスギスした感じにはならないです。 すごろくはまぁ、立ち回り次第です。
👍プレイ時間: 10時間
ボードゲーム形式のパーティーゲーム 各マスにイベントが設定されていて、アイテムがもらえたりお金が増減したり、基本的な設計は某パーティーゲームと似ています 違うところがあるとすれば、より過激化していてキャラクター同士の攻撃も殺伐としている アイテムを使って最寄りプレイヤーをショットガンでしばいたり、爆弾を飛ばしたり、ボード上にコインが散らばります ミニゲームも強力というより生き残りを決めるような内容が多く、より狂喜乱舞したい人たち向けのゲーム ある程度仲が良くても空気が悪くなりかねないのでそこはオススメする時に話しておきましょう
出典: Steam ユーザーレビュー
スクリーンショット











